ムービー雑学

【実例あり】プロフィールムービーの写真の枚数は30~60枚が基本!

【実例あり】プロフィールムービーの写真の枚数は30~60枚が基本!
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結婚式に欠かせない「プロフィールムービー」

動画作成には、ほぼ必ず「写真」が必要になってきますが、一体何枚用意したらいいのでしょうか?

当記事では、プロフィールムービーの写真の枚数について、具体例なども併せながら解説していきます!

さっと見れる目次
  1. 当記事の執筆者情報
  2. プロフィールムービーの写真は30~60枚がおすすめ
    1. プロフィールムービーの写真の配分の仕方
  3. そもそもプロフィールムービーの王道の構成は?
    1. ①全体は3部構成がおすすめ
    2. ②プロフィールムービーの時間は何分くらい?何曲くらい使う?
    3. ③1枚の写真あたりに何秒くらい使うのがベスト?
  4. 【実例】プロフィールムービーの写真イメージ
    1. 新郎・新婦パート
    2. 新郎・新婦の2人パート
  5. プロフィールムービーの写真を選ぶ際のポイント
    1. ①列席者を考えて選ぶ
    2. ②ムービーの構成・曲から枚数は細かく決める
    3. ③写真は極力スキャナーで取り込む
    4. ④違う構図の写真を意図的に選ぶ
    5. ⑤コラージュ写真(合体写真)は使用禁止
    6. ⑥横長×高画質がおすすめ
    7. ⑦動画の文字は入れすぎないで!
  6. まとめ

当記事の執筆者情報

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新留夫婦

夫婦そろって、ウエディング業界の経験10年以上。現在は、知り合いやそのご家族・友人限定で、結婚式関連の相談・アドバイスも行っています。

プロフィールムービーの写真は30~60枚がおすすめ

プロフィールムービーの写真例①」

引用:ナナイロウエディング

結論:プロフィールムービーは、使う曲やムービーの種類にもよりますが、大体30~60枚が基本です。

写真の枚数の細かい内訳と、写真を選ぶ際の注意点をガッツリ解説していきます!

プロフィールムービーの写真の配分の仕方

プロフィールムービーの写真例②

引用:ナナイロウエディング

写真の枚数の内訳ですが、30枚の場合で考えるとシンプル。

【写真30枚の場合】

  • 新郎生い立ち写真:12枚
  • 新婦生い立ち写真:12枚
  • 2人の写真:8枚

2人の写真を多めに使いたい場合は、下記のようにするのもありです。

【写真50枚の場合】

  • 新郎生い立ち写真:16枚
  • 新婦生い立ち写真:16枚
  • 2人の写真:18枚

また、生い立ち写真も、以下のような感じで、各年代ごとにまんべんなく写真があると、見ているほうも飽きませんし、動画のバランスも良くなります。

【写真30枚の場合で、新郎生い立ち写真12枚の場合】

  • 幼少期:2枚
  • 小学生:2枚
  • 中学生:2枚
  • 高校生:2枚
  • 大学生:2枚
  • 社会人:2枚

計:12枚

夫
例えば、大学生時代にお気に入りの写真がある場合は3枚にして、中学生時代を1枚、というカスタマイズもありですね。

そもそもプロフィールムービーの王道の構成は?

プロフィールムービーの写真例③

引用:ナナイロウエディング

プロフィールムービーの写真の枚数がざっくり分かったところで、プロフィールムービーの王道の構成を解説していきます!

①全体は3部構成がおすすめ

結婚式のプロフィールムービーでは、「新郎生い立ち・新婦生い立ち・新郎新婦の思い出」という3部構成がおすすめ。

夫
なぜオーソドックスな3部構成がいいかというのは、以下の3つの理由をチェック!

理由①2人の物語の流れを作れる

映画やドラマのように、物語には始まり・中盤・終わりがあると、視聴者が感情的に引き込まれやすいです。

新郎と新婦それぞれの生い立ちを見せ、最後に2人が出会ってからの思い出を描くことで、一体感のあるストーリーが形成され、ゲストを感動させることができます。

理由②2人の理解を深められる

新郎と新婦それぞれの生い立ちを知ることで、2人がどのような背景を持ち、どのように育ってきたのかを理解できます。

2人がどうして今日、結婚式を挙げるに至ったのかを深く理解することができ、ゲストの2人への共感や感動を引き出すことができます。

理由③1番バランスの良い構成

新郎と新婦それぞれのパートと、二人が一緒に過ごした時間のパートという3部構成は、時間的なバランスも良いです。

映像が一方に偏ることなく、ゲストが飽きることなく最後まで楽しむことができます。

②プロフィールムービーの時間は何分くらい?何曲くらい使う?

プロフィールムービーの時間は4分半~6分くらいがおすすめです

曲は1曲だけでも問題ないですし、2・3曲使ってもOKです。ただし4曲以上は統一感がなくなるので、やめておきましょう。

③1枚の写真あたりに何秒くらい使うのがベスト?

1枚の写真を使用する時間は、だいたい6~8秒がおすすめです。

5秒以下だと、ゲストがその写真をゆっくり見れなくて、反応する暇がなくもったいないです。

特に、親や友人と一緒に写っている写真は、早く流しすぎないように注意してください。

【実例】プロフィールムービーの写真イメージ

ここからは、実際にプロフィールムービーの写真イメージを確認していきましょう!

妻
大手ウエディングムービー制作会社の「ナナイロウエディング」より、「Vintage」というムービーをもとに解説していきます!

【ムービーの引用情報】

公式サイト:https://7716wedding.com/

新郎・新婦パート

①表紙

新郎・新婦パートの表紙

引用:ナナイロウエディング

まずは表紙ですね!

子どもの頃の写真でもOKですし、分かりやすく今の写真でもOK!

②誕生写真

誕生写真

引用:ナナイロウエディング

まずは、誕生したときの写真がオーソドックス。

赤ちゃんの頃の写真がおすすめですが、2~3歳や幼稚園の頃でもOK。

③小さい頃の兄妹・家族エピソード

兄妹エピソード

引用:ナナイロウエディング

兄弟姉妹がいる場合は、一緒に写っている写真を使えるといいですね。

父との写真

引用:ナナイロウエディング

お父さん・お母さんとの写真もぜひ載せたいところ。

妻
結婚式を何より楽しみにしているのは、保護者の方だと思うので‥‥!

懐かしむ時間をもってもらうためにも、ぜひ使ってほしいですね!

④小学生→中学生・高校生→大学生→社会人

ゼミの写真

引用:ナナイロウエディング

残りは、小学生→中学生・高校生→大学生→社会人と順番にいきましょう。

この際、「中学生は友人を呼んでないから写真無し」「大学の思い出が濃いから多めで」みたいな感じで、適宜調整はもちろんOKです^^

新郎・新婦の2人パート

妻
新郎パート、新婦パートが終わったら、「新郎・新婦2人パート」にうつりましょう!

コツとしては、「新郎・新婦2人パート」から曲が変わったり、同じ曲の場合は2番のサビ終わって曲調変わったりすると、非常にタイミングがよいですよ^^

夫
下記の「Fragment」というプロフィールムービーをもとに、解説していきます!

【ムービーの引用情報】

公式サイト:https://7716wedding.com/

①二人の出会い・付き合い

プロフィールムービーの写真例(出会い)

引用:ナナイロウエディング

どこで出会ったのか、どちらから好きになったのか、まずは馴れ初めを簡潔に。

付き合う前の写真でも、付き合ってからの写真でもOK!

②二人の思い出

プロフィールムービーの写真例(二人の思い出)

引用:ナナイロウエディング

付き合っていた時に行った思い出の場所、趣味の写真などを使いましょう!

もしある場合は、遠距離恋愛や喧嘩のエピソードなどをいれてもOK!

③結婚のプロポーズ、入籍の写真

プロフィールムービーの写真例(プロポーズ)

引用:ナナイロウエディング

プロポーズ写真か、入籍届の写真など、「結婚」したということが分かる写真があると、いいですね!

「2023年6月15日 入籍しました!」みたいな文章でもいいと思います^^

④顔合わせや両家と一緒にいる写真

プロフィールムービーの写真例(両家顔合わせ)

引用:ナナイロウエディング

結婚は両家が家族になる儀式。

お互いの家族と映っている写真があると、ほっこりしますし、親御さんも嬉しいので載せたいところです。

⑤締め

プロフィールムービーの写真例(最後の締め)

引用:ナナイロウエディング

最後は、二人の一番いい写真で締めましょう!

結婚式がドレスなのであれば、和装写真で締めるのもいいですね☆!

プロフィールムービーの写真を選ぶ際のポイント

①列席者を考えて選ぶ

結婚式のオシャレな写真

写真を選ぶ際に大事なことは「列席者を考えて選ぶ」ということです。

妻
列席者から選ぶってどういうこと?!

プロフィールムービーは列席者が見て楽しい・感動するのが一番大切!

一番やっちゃいけないのは、新郎新婦の好きな写真だけを選ぶこと。

これをいうと語弊があるのですが、ようは「列席者も見て、楽しい!と思える写真」をチョイスすべきなのです。

選び方の具体例

例えば、

  • 列席者の中に高校関係の友達が多いなら、その高校の友達が多く映っている写真を多めに使う
  • 中学生の友達が列席していないなら、中学時代の写真は思い切って使わない
  • 親戚が多いなら、幼少期の写真多め

などです。

 

結婚式は勿論新郎新婦さんが主役ではありますが、その結婚式が成り立つのも、列席してくれるゲストがいてこそ。

そして今の二人がいるのも、その列席者の皆さんのおかげだからこそのはずです。

その列席者の方々が、少しでも嬉しく思う、楽しく思う、思い出を懐かしめる、そんな写真を採用したいものですね。

夫
だから、新郎新婦の2人の写真は、あまり多くなくていいよ!

新郎新婦が2人で写るデートなどの写真は、あまり多くなるとお腹いっぱい感になってしまいます。

というのも、結婚式に来ている時点で、二人の幸せな姿を列席者の方はたくさん見ているのです。

なので、プロフィールムービーの場であえて、二人で写った幸せな写真をたくさん使わない方がいいでしょう。多くても全体の3分の1くらいにしたいものです。

②ムービーの構成・曲から枚数は細かく決める

必要な写真の枚数は、ムービーの構成や使用する曲によって決まります。

例えば、

プロフィールムービー「History」の例

当サイトで一押しの「History」というムービーは35枚と決まっていますし、

プロフィールムービー「Weddingle」の例

グーグル検索風の「Weddingle」というムービーなら、検索画面に写真をたくさん使うので55枚となっています。

こういう風に、制作会社でムービーを作ると枚数を指定してくれるので非常にこちらとしては楽です。

逆に自作だと、使用する音楽や、ムービーの構成によって使う枚数も変わってくるので、30枚に行かないことや、60枚でも足りないことがあるのでご注意ください。

③写真は極力スキャナーで取り込む

赤ちゃんの頃の写真

プロフィールムービーを作る際には、幼児期の写真も必要です。

夫
これは、なかなかスマホに入っていることはほとんどないでしょう。

そうなってくると、自作の方は「スキャナー」が必要になってきます。

それかスマホでの撮影もOK。

最近はスマホすごいので、影などが映りこまなければ、スマホでもいいと思います。

ですが、しっかりとしたクオリティのムービーを作りたい場合は、スキャナーで取り込むのがやっぱりおすすめです。

幼少期の写真、草原にいる
妻
スキャナーもってないし、ちょっとめんどくさいね・・

そんなときは、ウエディングムービー制作会社に頼むと、「制作キット」というものが送られてきて、写真を用意するだけでよくなります。(※ただし最近はWeb入稿が多いので、制作キット送付は「オプション」のことが多いです)

夫
それも含め、制作会社に頼むのは圧倒的に楽なんだよね。

取り込みんでもらうと、制作会社のプロが使う専用のスキャナーで取り込んでくれるので超綺麗です。

④違う構図の写真を意図的に選ぶ

アップや引き、ピン写真、二人の写真、集合写真、笑ってる、決めてる、インスタ映え…あなど、違ったテイストの写真をいっぱい使いましょう!

夫
同じような構図の写真が続くと見ている人はすぐに飽きてしまいます。

例えば、ずっと二人の幸せそうな写真ばかり流れていると、それはそれでお腹いっぱいになってしまうのがゲストの心理。

構図の例

違う構図の写真を意図的に選ぶ

例えばこれはアップ。

感情を伝えたいときにはGOOD

引きの画像

これは引き。

全体観や、エモい感じが伝わりますね。

彼女単体

彼女(妻)単体。

彼(旦那)から見た妻の笑顔や印象的な幸せ感が伝わりますね!

色々な構図の写真を見ると、人はより感情的になる

妻
写真の構図は物語を作る大切な要素です。
夫
例えば、幼少期の写真をアップで、大人になった今の写真を全身で見せると、「あの頃からこんなに大きくなったんだね」という物語を作ることができます。

さらに、色々な構図の写真を見ると、人はより感情的になります。

例えば、笑顔のクローズアップは幸せを感じさせ、広い風景の中の小さな人物は冒険心をくすぐります。 

これらの理由から、プロフィールムービーを作るときは、違う構図の写真を選んで使うと、ゲストを飽きさせずに物語を作れ、かつ感情を引き出すことができるんです。

⑤コラージュ写真(合体写真)は使用禁止

コラージュ写真

プロフィールムービーでコラージュ写真(複数の写真を1つにまとめたような写真)は避けましょう。

妻
避けるべき理由は以下の通りです。

理由①一つ一つの写真に集中できない

一つの画面に複数の写真があると、見る人はどの写真に目を向けたらいいのか迷ってしまいます。

一枚ずつの写真に集中できないため、その写真が伝えたい感情や物語がうまく伝わらない可能性があります。

理由②映像が見づらくなる

特に結婚式の会場のような大きなスクリーンで見ると、小さな写真がたくさんあると全体が見づらくなります。

また、老眼の人や視力が低い人が見るときも、コラージュ写真は見づらいです。

理由③印象が薄くなる

一つの画面にいくつもの写真が出てくると、見る人はそれぞれの写真の印象を持つ時間が少なくなります。

そのため、一つ一つの写真が持つ価値や思い出が薄くなる可能性があります。

妻
写真1枚1枚の感情や物語を強く伝えることができたほうが、列席者にとっても結果的にエモくなります。

いっぱい写真を使いたいのもわかりますが、コラージュ写真を使わずに、一枚一枚の写真にしっかりと意味を込めましょう。

⑥横長×高画質がおすすめ

プロフィールムービーに使う画像例

①プロフィールムービーで横長の写真を使うべき理由

妻
映像はほとんどの場合、テレビやプロジェクターなどの横長のスクリーンで見られます。

そのため、縦長の写真を使うと、左右に無駄な空間(黒いバー)ができてしまい、画面を十分に活用できません。

一方で、横長の写真はスクリーン全体にきれいにフィットし、見栄えが良くなります。

②高画質の写真が良い理由

夫
写真の画質が高いと、大きなスクリーンでも鮮明に見え、細部まではっきりと描かれます。

低画質の写真を大きく表示すると、ピクセルが目立ち、ぼやけたり、粗く見えたりします。このような映像は見る人にとって楽しみにくいです。

高画質の写真を使うことで、見る人があなたの大切な思い出を鮮明に、美しく見ることができます。

⑦動画の文字は入れすぎないで!

画像のいい例

引用:ナナイロウエディング

プロフィールムービーで写真と一緒に載せる文章は、極力簡潔に!

長すぎない方が良い理由は以下の通りです。

  • 長い文章は読むのに時間がかかり、中身を理解するのが難しいです。映像とともに流れる文章は短くて分かりやすい方が、見ている人にすぐに伝わります。
  • プロフィールムービーでは、写真や映像が主役です。長い文章があると、それに目が行ってしまい、写真や映像に集中できなくなるかもしれません。文章はあくまで写真や映像を補足するもので、主役を食わない程度の長さが望ましいです。
  • 結婚式では時間が厳しく制限されています。長い文章は読むのに時間がかかり、ムービー全体の時間を無駄にすることになりかねません。短い文章なら、それぞれの写真や映像を十分に楽しむ時間が確保できます。

これらの理由から、写真と一緒に載せる文章は、短く分かりやすいものがベストです!

まとめ

【実例あり】プロフィールムービーの写真の枚数は30~60枚が基本!

プロフィールムービーで使う枚数は30~60枚にしましょう。

その中でも、

  1. 列席者を考えて選ぶ
  2. ムービーの構成・曲から枚数は微調整する
  3. 写真の構図を工夫する

という部分に、しっかり注意していきましょう。

 

後は、ウエディングムービーを自作する方も、制作会社の作ったサンプルを見ると、構成の参考になるのでおすすめです。

プロフィールムービーは、列席しているゲストに、感動を与える一番重要といっても過言ではない演出。

妥協せず、写真選びもしっかりこだわって作成していきましょう(^^)/