ナナイロウエディングのオプションプランに「ISUMISUM申請代行サービス」というものがあります。
これは、ナナイロウエディングだけでなく、各制作会社にもほとんどこのサービスがあります。
ISUMって何?著作権関連なのはわかるけど、調べても難しくてわからない・・・
安心して!超シンプルに説明するから!
この、ISUM申請(ナナイロウエディングだと1曲5,000円)ですが、申請は一切不要です。
その理由を、超簡単に解説していきます。
まず結論「流したい曲は中古でもいいからCDを用意しろ」
まず、先に結論から述べます。
ムービーを作ってもらったら、
「DVDは無音で流す+自分で用意したCDから音楽を流す」
という方法を取ってください。
これが、結婚式場からもお勧めされるやり方で、新郎新婦にかかる金銭的負担も一番少ない方法です。(もしくは結婚式場によって、CDなしで自由に流せる曲があるはずなので、それを使用する)
例えばナナイロウエディングで、人気の「History」というプロフィールムービーを作ってもらうことにしました。
【参考:ナナイロウエディングのプロフィールムービー!種類は?値段は?お勧めは!?】
このバックミュージックには、RAKEの「100万回のI LOVE YOU」と、MISIAの「幸せをフォーエバー」を使いたいとします。
そしたら、
RAKEとMISIAの曲が入った正規のCDを買いましょう。もしくは用意しましょう。
そして、それをDVDを無音で流しながら、CDで同時再生してもらうのです。
これが、結婚式場でムービーを流す場合の、正攻法のやり方なのです。
なんでCDを用意しないといけないの?
詳しく説明していくね!
DVDから音楽は流せないという事実
そう。
DVDから一緒に音楽を流してはいけないのです。
理由は、ムービーが入ったDVDに音楽を入れると「複製」にあたってしまうからです。
複製…?なんか難しくなってきた・・・
ここからは大まかに理解してくれればいいよ!
結婚式で流すムービーには、ほとんど音楽が一緒に流れるでしょう。
ムービーだけでなく、結婚式でもバックミュージックとして、音楽は流れるはずです。
バックミュージックの例としては
入場の時は、絢花の「にじいろ」を流して、
ケーキ入刀の時は、AIの「ハピネス」がいいな・・!
中座の時は、Superflyの「愛をこめて花束を」を流したい・・・!
みたいな感じですね。
これ、結婚式では、曲を自由に流せないんです。
えーーーーー!!!なんで自由に流せないの?
「著作権」と「著作隣接権」にひっかかるからなんだ。
著作権と著作隣接権
理由は、著作権と、著作隣接権にひっかかるからです。
- 著作権…絵画、音楽、詩などの著作物を創作した人に与えられる権利
- 著作隣接権…歌手やアーティスト・レコード会社などに与えられる権利
要するに、この著作権と著作隣接権をクリアしないと、曲は流せないのです。
個人的な利用だからいいんじゃないの!?
結婚式はご祝儀をもらうよね?そこで金銭のやり取りが発生しているから、個人利用にはならないんだ。
結婚式では、ご祝儀(もしくは会費)が発生するのが基本な為、個人利用には当たらず、結婚式で勝手に曲を流すと、「著作権侵害」になってしまいます。
さらにムービーに音楽をいれて、結婚式で流すと、人のつくった音楽を複製したことになり、ここでも「著作権侵害」に問われてしまいます。
なので、作詞作曲者の方や、アーティスト・レコード会社の人に、逐一許可を取らないといけないのです。
えーーーーー!!!許可をいちいち取るの!?めんどくさい・・!
そこに目を付けたのが「ISUM」という団体なんだ!
ISUMは「申請代行会社」
ここで初めて「ISUM」という言葉が登場します。
このISUMという団体は、新郎新婦が、作詞作曲者の方や、アーティスト・レコード会社の人に、1曲1曲許可を取るための申請を、代わりにやってくれる団体なんです。
このISUMですが、実は新郎新婦、個人で申し込むことはできません。
個人で申し込めないの?!そしたらどうやって許可取るのよ!!
「結婚式会場」か、「制作会社」がやってくれるよ!
結婚式の打ち合わせに行った方は、もしかしたらお分かりかもしれませんが
「このリストのなかの曲だったら自由に使えますよ~!」
と式場の方に言われませんでしたか?
あれは、結婚式場がISUMを使って(お金を払って)許可を取った、音楽たちなのです。
なので、そのリストの曲は、許可を取っているのでCDなしでも、結婚式でも自由に流すことができるのです。
逆にいうと、そのリストにない曲は、ISUM申請をするか、CDを用意するしかありません。
iTunesでダウンロードした曲はいいの!?
ダメだよ。CD原盤のみOKなんだ
ISUM申請はお金がかかる
ISUM申請は、制作会社に頼むと1曲約5000円です。
よく考えてください。
CDを定価で買ったら、アルバムとしても3000円くらいですよね。
この時点で、もうISUM申請をするメリットはないのです。
さらにISUMに登録されている曲しか、申請はできません。
ISUMには現状約13,000曲しか登録されておらず、使いたい曲がないかもしれません。特に洋楽のラインナップはかなり少ないです。
なので、「CDを用意して、曲を流す」というのが、金銭的にも時間的にも正しい方法なんです。
これを知らないと、ついつい制作会社でISUM申請をしてしまいます。
非常にもったいないです!
TSUTAYAでレンタルすれば安いわね!
レンタルCDはNGだよ!
ちなみに、中古のCDもOKですが、TSUTAYAなどでレンタルしたCDはNGです。
同様に、iTunesなどからDLして、自分で焼いたCDもダメです。購入した新品or中古CD原盤のみOKです!
私たちはAmazonで中古で調達しました。
まとめ
要するに、
結婚式では自由に音楽は流せない、DVD上からも流したら複製にあたって流せない。
↓
ISUMに申請するか、CDを買って流すか
↓
ISUM申請は余計な費用が掛かるのでCDを用意したほうがいい
ということです。
ムービーで流したい曲は、正規のCDを準備するのが一番効率がいいのです。
もしくは、結婚式場で許可を取っている曲を使ってムービー制作もすれば、CDを用意する必要もありませんね。
これもまた賢い方法かもしれません。
ネット上でDLなどして、無料で流すことはできないので、ここは素直にあきらめましょう。